腎不全に光…進行中
先日、数ミリの人の腎臓がすでにできていて、サルでテスト中…と思われる…ニュースを見た。
残念ながら手が離せない作業中だったので集中して見られず、数日後にネットで詳しい内容を検索したが、残念ながらそのニュースと同一の記事は見つからなかった。
記憶違いでなければそのニュースでは、小さいながらも腎臓の完成品で、サルで有効性が確認できれば次のステップとして人に移植し、腎臓の成長後にもう一度の手術をして膀胱への尿路を形成すれば移植治療の終了、との内容だった。
尚、いろいろ調べると、透析をしないで済む程度の排尿には成功しているようだ。
これは去年の私のブログ「腎不全に光…その後」で述べた内容の、現在進行形のニュースと思われ、国外ではすでに人への臨床試験も始まっているようだ。
開発関係者と臨床試験を受けている方、そして国内の人への臨床試験の前段階として腎移植を受けたおサルさんにも精いっぱい期待しております。
しかし普及にはまだ6年前後かかりそうなので、私が移植の恩恵を受けるにはそれまで元気(?)に腎不全をやっていなければならない。
よって、関係者やおサルさんに頼るだけではなく自分も頑張り、移植可能となるその日までは食事管理をしっかりやろう…ということで食事の話。
私の朝食の基本は私のホームページのメニュー内の「朝食セット(ごはん編)」とのタイトルで紹介しているが、朝炊いたご飯を美味しくいただくのに欠かせないのがしょっぱいおかず。
腎不全の私には不謹慎な発言だがそこは曲げたくない。
朝食で食塩を多く含んでいるのはみそ汁とそのしょっぱいおかずだが、いずれも塩分の量は0.4gとしているのでしょっぱいおかずは一品、例えば梅干しの場合は塩分3%の物を選び、一個(十数g)に制限をしている。
十数gにしている理由は、最低その程度ないとご飯を食べ終わる前にしょっぱいおかずが無くなってしまうからだ。
もちろん梅干し毎日では飽きるのでお気に入り5~6種類のおかずを用意しているが、皆低塩(4%、できれば3%以下)で、発酵食品や酢がベースのおかずが多い。
しかしここで困るのは、5~6日に一度、一食十数g程度しか食べないのでなかなか食べきれず、低塩だからなのか冷蔵庫に入れておいても傷んでしまうものもある。
そこで頼るのが冷凍だが、パッケージのまま冷凍してしまうと小分けが大変なので上記メニュー内のタイトル「蛋白1/12の炊き方と副菜」で紹介している「冷凍とろろ」と同じ方法で、枡目に区切られている製氷皿におかずを移して冷凍するのだが、入れて数時間から半日、凍ったら水分の蒸発を防ぐために保存容器に入れ冷凍庫に戻している。
下の製氷皿は一舛で氷10gだから、一食ずつ食べるのにとても便利だ。
写真は塩分4%のごま高菜の漬物だ。
冷凍庫内はキツキツなので冷凍後、今回はキムチと同居してもらっている。
朝食用には前夜に一つのキューブを小鉢にいれ、冷蔵庫内一晩で解凍をしている。
製氷皿は、一枡の容積が異なる数タイプ持っていて、一枡の塩分がちょうどよいものを使っている。
私のお気に入りキムチ(塩分3%未満)は白菜が大きいので、凍らす前にまな板に載せて、製氷皿の枡に入る大きさに刻んでいる。
冷凍庫内がキツキツなのは他にも食材多数だからだ。
朝のみそ汁用の野菜も目先を変えるためにいろいろ買うのだが、傷む前に食べるサイズに切ってから生のまま冷凍している。
これらは朝食用だが当然昼飯の野菜も一部手を加えて冷凍をする。
例えばホウレンソウ(下写真の右側)は常備、他に季節野菜、今回は菜花(下写真の左側)
で、いずれも軽く茹で小分けしてから凍らせている。
茹でる理由は主に昼、凍ったこのほうれん草等を一塊お椀に入れ、電子レンジで温めてからインスタント吸い物のように熱湯とダシ割醤油を注いで頂くのだが、この他に湯を注いで食べられる他の食材、例えば乾燥わかめなどを加えることで日替わりの一品としている。
結果的に多種の野菜が冷凍されているので、具を何にするか選べるのも束縛感の無い食事管理になっていると思う
もちろん野菜だけではなく余った日持ちしない食材はすべて冷凍庫行きだ。
例えば、中華料理店に調味料不使用で作っていただいた出前のレバー野菜炒めの中のレバー。
肉類はしっかり計量をして、タンパク質の関係で量が多すぎると判断した場合は、多い分を冷凍するのだが、既に火が通っているうえに野菜と共に炒められているので、温めてちょいと塩気を加えるだけで美味しいレバーが食べられる。
夜の麺類に使用するようの鳥皮や肉は、大体7g単位に切ってこれも冷凍しておき、麺類は夕食の最後に食べるので、1日の蛋白量に余裕が出たら使っている。
食事管理を無理なく継続するためには作った料理を飽きずに食べられる事が大事で、それを楽に実行できるようにいろいろ工夫をしている。
このような食事管理によって私の腎機能はどれだけ保てるのか、透析になるのか、それとも上記の腎臓移植等、どのように推移するのかはわからないが、私の食事管理の資料が誰かの一助となればと、管理方法、食事の内容、検査結果の推移等を私のホームページで紹介を続けているのだが、その事が私自身の食事管理の励みとなっているようだ。
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