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2015年9月 6日 (日)

腎機能保存期患者の一泊旅行

遠くに出かける事が、食事の問題で難しくなった頃から、外出する夢をよく見るようになった。
夢の中での出かける理由は仕事だったり旅行だったり様々だが、共通しているのは、お腹が空いても自分の食べられる料理が無く、途方に暮れる事だ。
夢の中までも食品成分にこだわる私の心は病的?…いやそれとも、夢の中でも食事管理をしている私はエライ?…?

今回の旅行での食べ物探しは珍しく、さながらその夢の中のように苦労した。
旅行の最低限の準備として、万が一のカロリー確保のために朝作った、海苔で包んだ低蛋白酢飯おにぎり三食分を用意していった。
a(^ε^) コレダケ アレバ ダイジョウブ

テーマパークに着いた初日の昼。
私が食べられそうな料理が有る店を探したが、日曜の食事処は何処も行列待ち。
飢餓家族の許容範囲待ち時間と思える唯一の食事処は、ラーメンとソーストンカツ丼の店。
(;´Д`ヽ) エンブンガ…タンパクガ…ドウシマショ
悩み始めた矢先、空腹限界を超えた家族が私用に頼んだメニューがなんと…「ソーストンカツ丼にソースかけないで」。
そんな事いったら板前さんに⇒ (\ _ /") フザケテンノカ
なんて言われそうだと、気の小さな私には言えない恐ろしい注文だったが、店員はあっけなく「は~い、ソースを別にお持ちしま~す」だって…「なるほど、そういう手も有りか」と感心した。

美味しそうなボリュームたっぷりのトンカツ丼…ではあっても蛋白を夕飯に回したい私にはトンカツの端、30gだけとした。
私が食べるのは持参したおむすびとそのトンカツの切れ端のみだが、残りのトンカツとご飯は我が家の育ちざかりが食べるから無駄にはならないが。


折角テーマパークのフリーパス券を持たせた子供達を、時間ぎりぎりまで遊ばせた後に夕飯の店を探し始めたら、ほとんどの料理店はテーマパークの終了と同時に店仕舞いで、やっとたどり着いたのがオーダストップ直前で閉店30分前の洋食店。
私の為の成分を考慮する時間は無く、家族が食べている料理から、計りながら鶏のから揚げ一本、ウインナ一本、ステーキ一切れ、茹で野菜少々をかすめ取り、それにビールを飲みながら持参のおむすびと共に食べる豪華?な20分間の晩餐となった。

その夜ホテルで、メモされた今日一日の食品成分計算では、カロリー、蛋白、塩分の結果は略合格だが、食べた物は米と肉に偏ってしまった。

翌朝
朝はホテル指定のバイキング。
見ると料理の殆どが味付きなので塩分が分からず、食べられる物は極めて限定された。
バイキングの棚にある頼みの野菜サラダは少なく、私が食べたいだけ食べられる量ではなかった。
少量の野菜、半熟卵1個、果物、そして持参したおむすび…バイキング代金が泣いている。

再び昼
帰りの昼食は高速道のサービスステーションでバラエティーなメニューから選ぶ計画だったのが、その日も子供達を目いっぱい遊ばせるために、テーマパークで食べる事とした事を忘れ、調味料も秤も全て泊まったホテルのクロークに預けて、テーマパークに来てしまった。

家族にたまには自由な食事をさせようと、私一人でざるうどんと野菜の天ぷらを食べようと店を探したが、何故かソバ屋しか無い。
その上、頼みの天ぷらは高価な上、エビや魚が立派に頑張っているので野菜はお飾り程度だった。
家族がいればエビや魚は食べてもらえるが今は一人だ。
野菜のみの特注とも考えたが混んでいる店の係は皆忙しそうなので諦め、ソバのみを食べる事としたが、自分の調味料も秤も持ってこなかった為に、出してくれたつゆを長年鍛えた眼見当で10g程度使い、後は氷水でたっぷり薄めてそばを食べた。
つゆの味はともかく、それでも久しぶりの本物のソバは旨かった。
でもソバだけでは、昼食分としてのカロリーは届かず、塩分は不明、蛋白は摂りすぎ、となってしまったようだ。

旅行は楽しかったが、夜帰宅して皆疲れているのに、一日分の成分の帳尻合わせの為の料理を家族が作ってくれた。
成分管理にこだわる私、適当で良いと臨機応変な人、家族にとってどちらが良い病人なんだろう。
(;-_-A ジンゾウサン モ オツカレサマ

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