野生のフキ(蕗)
我が家の庭には、フキ(蕗)が生息しています。
それはかつて、山菜には目がない父が、地下茎のついた蕗を採取し、庭に植えたのが始まりでした。
その蕗は採取された場所での雑草との戦いに勝利を収めていた最強の蕗でしたので、私が庭の管理を任命された頃から、無秩序に生息範囲を広げ、狭い庭を制圧してしまいました。
こんな風に↓↓
http://mealctrl.weblike.jp/recipe/gazo/Huki.jpg
(;^_^A
それを駆逐できない理由は、彼らの繁殖力が強いだけでなく、私の食欲のせいです。
野生(野菜の間違いではありません)の蕗とは言え、フキノトウも葉柄とも全部食べられますから、間引きするのは食い意地が断固反対です。
( ̄Д ̄;;テヌキデハナイ
と言うわけで…今が旬?(食べたい時が旬?)の目の前にある蕗を食べない手はありません。
しかし、摘んだ後料理にすぐかかれるのはフキノトウだけで、野生の蕗の葉柄はかなり苦く、料理のための下ごしらえにひと手間かかります。
料理に手間をかけるのは私のポリシーに反するので、試しに蕗を一本切り取り、よく洗った後、柄(茎)をかじると、恐ろしく苦くて渋く、すぐに吐き出しました。
葉はと言うと、更にこの世と思えぬ苦さで、やはりこのまま食べるのは不可能。
しかたなく一手間、茎の表面の筋を剥いた後、葉と共に半日水につけておくと、苦みは薄くなりますが、食べるには程遠く、更に一日半水つけておいても結果は同じでした。
彼らが都会でも雑草として生き延びられる理由を、改めて実感しました。
結局、茎をよく知られている手順(板ずり→茹で→剥く→さらす→……あーめんどう)で下ごしらえをしてから、料理名人に低塩で炒め物をにしてもらいましたが、やはり手間暇かけた野生の蕗は、歯ごたえも香りも味もたっぷり、とっても美味しかったです~ぅ。
蕗の葉も私は大好きですが苦みが強く、フキノトウの苦みが気になる方には嫌われるでしょう。
しかしこの苦みは油と辛みとの相性が絶妙、一度に大量には食べませんが癖になる珍味で、チビチビと食べています。
興味のある方はこちら↓↓
http://mealctrl.weblike.jp/recipe/HukinohaPirikara.html
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